新年の挨拶と令和6年能登半島地震のお見舞い
新年あけましておめでとうございます。
株式会社髙田園の事務スタッフ、愛甲です。今年から、少しずつですがスタッフブログを更新してまいります。
さて、スタッフブログの第1号では、新年の挨拶とともにこの場を借りてお伝えしたいことがございます。
令和6年能登半島地震により、お亡くなりになった方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、そのご家族や被災された皆様に心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。また、被災者の救済と被災地の復興支援にご尽力されている方々に深く敬意を表します。
石川県は埼玉県深谷市から400km以上離れていますが、造園に携わる者としては、石川県と聞けばパッと思い浮かぶのは「兼六園」です。NHKの報道によれば、兼六園も地震の影響で、石垣が崩れるなどの被害があったそうです。一時的には臨時休園となっていましたが、現在は一部エリアを除き開園しているそうです。
被災地への直接的支援は難しいですが、一日も早い被災地の復興を祈り、今日のブログでは名勝「兼六園」を紹介します。
兼六園とは
兼六園は、日本三名園の一つであり、廻遊式の庭園として知られています。加賀百万石の文化を反映し、歴史的文化遺産として位置づけられています。金沢市の中心に広がるこの庭園は、江戸時代の大名庭園として、加賀歴代藩主によって長い歳月をかけて造られました。
広大な土地に配置された池、築山、御亭が特徴的な廻遊式庭園で、異なる時代の庭園手法が融合しています。この庭園では、寺や御殿からの座観ではなく、全体を遊覧しながら楽しむことができるのが廻遊式の特長です。歴代の藩主が繁栄の願いを込めて造られたとされ、神仙思想に基づいて大海に見立てた池に神仙人が住むとされる島を配置しています。
兼六園は、築山・林泉・廻遊式庭園とも呼ばれ、その美しさと歴史的な価値によって、多くの県民や国際的な観光客に親しまれています。
このブログの最初の写真は、兼六園の唐崎松(からさきまつ)です。
13代藩主・斉泰(なりやす)が近江八景の一つ、琵琶湖畔の唐崎松から種子を取り寄せて育てた黒松で、兼六園のなかで最も枝ぶりの見事な木だそうです。雪の重みによる枝折れを防ぐため、冬にほどこされる雪吊りは兼六園ならではの風物詩で、他の庭園では見られない、趣深い風情を紡ぎだしています。
以上が簡単ですが名勝「兼六園」の紹介です。
被災地では余震が続き、多くの方が不自由な生活を強いられていることが、日々の報道で伝わってきます。一日も早く復興し、被災地の皆さまに穏やかな生活が戻ることと、兼六園をはじめ石川県の素晴らしい観光に賑わいが戻ることを心より祈っております。
出典:兼六園公式ホームページ(https://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kenrokuen/)